蝉の抜け殻と十字架

蝉(セミ)――日本では馴染み深い昆虫。 北米では風物詩になったりする程の存在ではないが、17年周期と13年周期で襲来しては、アイスクリーム屋が店の裏庭で回収してトッピングされる死んだセミは「セミアイス」としてバカ売れする。 ヨーロッパでは南仏プロ…

脳も心臓のように鼓動している

最近、ラムネの食べすぎに伴って記憶力と思考力の低下を感じます。集中力も散漫です。 ですが、やりたい事が多すぎて困っています。 「学問に王道はない」とは言いましても、全体の労力を減らすために手間を惜しまないのがLazinessなプログラマの気質です。 …

歌集『叛逆天使』

警告。――ラッパの如く響きわたる天使の心臓"Whoop Whoop, Pull Up!" 墜落の天使を求め酔歩する極彩色の刺戟のむれに おびただしい軌道をめぐる天体に数えたモノの響きは残る われ思う大アントニオの山入りの奇跡の幻覚、業火の黒を ゆるされぬ者 あなた方の…

ホムンクルスの一生

俺はフラスコの中の小人だ。錬金術師を自称する医学生の風変わりな実験によって創られたホムンクルスだ。 医学生――こいつはいつも、夜になると部屋の中を忙しげに歩き回りながら思索に耽る。そしてふと立ち止まっては、その突飛な発想を俺に向かって語りかけ…

トリップ1

音楽に溶けた脳が踊っている。 私は数学者として、右脳と左脳のつながりを証明し、そこに交差する2つの橋を架けた。 私の内面には闇の中に無限に広がる大海原だけがあり、そこには一切のさざ波も立たず、天地の概念もなかった。 静かなる無限は、極彩色の音…

12月18日の夢日記

異様な大学入試。 ラップや民謡を歌わせられたり、指に注射して血を吸い出し水で流れてくる試験管に血を移す試験。 ストローで作られた笛を演奏させられる。 試験があまりにも無意味かつ意味不明だったのでわたしは抗議するが、周りの受験生は真面目に受験し…

わがしょうろう

わがしょうろう ひりもてむすべば えりのみち みょうもうのもとすずべ いや、りんしょう。 そのなのねりな すうずうならびの くらびりししたかね みやもてすすめば れりもれり、 りんようたりとも れりもせず。 みやなのそうじょう あのシンプトンするがりし…

2015年6月23日(水)夢日記

庭の茂みの中のビデオカメラが視点となっている。ビデオカメラは2つの家に挟まれた小さな庭を写している。奥側の家から少女が出てきてカメラの方を向いた。カメラに気づいたわけではなく、カメラの手前側の家から出てきた赤いパーカーを着た少女に気がついた…

内的蠢き

私は蛇が大嫌いです。蛇は恐ろしいものです。とてもこの世のものとは思えないように踊り狂います。見たくはないと思っていても、それは私の目の前に現れるのです。 あるとき、私は気がつきました。この蛇は狂っているだけだと思っていましたが、本当はただ怯…

10月21日の夢日記

なにか、個人が抱く人生における重要な支柱を、決して誰にも話してはならないような野心的な秘密を晒してしまう致命的な失敗をしてしまった。 家族や親戚にもわたしの正体がバレてしまった。 もうどうすることもできない。 すべては手遅れとなったとき、わた…

困難な感覚

私は家具を彷徨っていた駅を私の身体がくぐり抜けたとき妹が遠くに連れ去られてしまうのを身体の中心から凍えて感じた四角の神は私を重く突き落とし呼吸を隠した